生コンクリートQ&A

Q&A


生コンクリートに関する質問です。
 ここで、業務との関係もあり質問を受けることを閉鎖させていただきます。
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Q28) セメントの強さ試験において、標準砂を使用しなければならないのは何故でしょうか
 セメントの強さ試験は使用する砂の種類によりセメントの強さが変わります。
 標準砂は、山口県豊浦産の標準砂を使用していましたが、国際規格(ISO679)との整合性化を図るため平成9年4月21日以降オーストラリア産を標準砂とすることに変更されました。
 試験方法について説明しますと、従来のモルタル配合は質量比でセメント1、標準砂2、水セメント比が0.65でありましたが、セメント1、標準砂3、水セメント比0.50に変更になり、国際標準(ISO671)化され、JISR5201においてISO679の規定に整合化させて、1回に練り混ぜる量をJIR5201に規格化されました。
 セメント450±2g、標準砂1350±5g、水225±1gとし、1gまではかれる秤を使用する事が規定され、すべての試験方法が標準化されています。
 従って、標準砂以外の砂を使用すると、セメント圧縮強さがバラツキますので信頼する試験結果が得られません。
 尚、標準砂の適合性試験及び品質確認試験は社団法人セメント協会が行っています。品質確認された標準砂を社団法人セメント協会で販売しており、わが国ではJISR5201解説に規格化され、すべての試験所で使用されています。
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Last updated on Wed, Jul 2, 2003