生コンクリートQ&A

Q&A


生コンクリートに関する質問です。
 ここで、業務との関係もあり質問を受けることを閉鎖させていただきます。
 これまでのご愛顧に対し感謝申し上げます。
 なお、今までのQ&Aについて解答の希望がありましたらお申し込み下さい。
<もどる>
Q29) ポルトランドセメントと高炉セメントとはどのようなものですか、また比重は違いますか
(1) 
普通ポルトランドセメントについて
 土木、建築構造物の建設用として、全国どこでも入手できるもっとも汎用性の高いセメントです。
 現在、国内で使用されているセメントの約73%がこのセメントです。 なお、比重は密度と改められました。
 密度は、3.15g/cm3くらいです。
 ポルトランドセメントの種類として、普通、早強、超早強、中庸熱、低熱、耐硫酸塩などがあります。
(2) 高炉セメントについて
 溶融している高炉スラグを水を用いて急冷、粉砕したものを混合材に用いたセメントであり、主に土木工事に多く使用されています。
 混合する高炉スラグの量により、A種(5%を超え30%以下)B種(30%を超え60%以下)C種(60%を超え70%以下)の3種類の高炉セメントが作られています。
 高炉セメントの強度特性は、普通ポルトランドセメントに比べて初期が小さく、4週以降の長期では同等または同等以上になります。これは、高炉スラグの水和反応がセメントの水和反応によって2次的に起こるためです。
 密度は普通ポルトランドセメントが約3.15g/cm3とすると高炉セメントB種では、約3.04g/cm3です。
 以上は、(社)セメント協会発刊の「セメントの常識」を参考にしてお答えしました。
<もどる>

Copyright(c) 2002.1. Yamaguchi Prefectual Ready mixed Concrete Industrial Association.All RightsReserved.
Plan , Authring & Design : Yamaguchi Prefectual Ready mixed Concrete Industrial Association.
Last updated on Wed, Jul 2, 2003