山口県生コンクリート工業組合　生コンクリートQ&A

Q46)

　現在マスコンクリートの温度解析を実施しています。
　比較対象セメントは普通ポルトランドセメント、高炉セメント、低熱セメントで行っています。
　当然のごとく低熱セメントが有利なのですが、もう少し温度応力を小さくしたく考えております。
　その案としてコンクリートの打込み温度を下げるため冷却コンクリートの使用を考えております。

そこで質問がございます。
１．冷却コンクリートはポルトランドセメント、混合セメントのど
　のセメントでも設計できるのでしょうか？
２．設計基準強度　σ'28=40N/mm2程度の強度のコンクリート
　を造れるのでしょうか？
３．費用面で通常の生コンクリートとの差はどの程度でしょう
　か？

　冷却コンクリートは構造物の温度ひびわれ対策として，コンクリートの製造時に，細・粗骨材を低温に冷却して，コンクリートの練り上がり温度を下げるものです。当工組としてはあいにく実績がないため，詳細は大手ゼネコンが参画している「サンドプレクール工法協会」におたずねいただけると良いでしょう。ＨＰでも照会されています。