当県生コン業界より初の博士誕生 　　　　萩森興産（株）　　技術部　副部長　　吉　岡　国　和　氏

平成１９年２月１７日（土）　山口大学工学部講義棟において、吉岡国和氏ほか加藤康弘氏（前田道路（株））、久部修弘氏（三菱化学産資（株））の３名による博士論文公聴会が開催されました。 　中でも、吉岡国和氏は、「若材齢膨張コンクリートの割裂引張強度特性に関する実験的研究」と題して、初期ひび割れ制御に適した膨張コンクリートの材料設計を行うことを目的に、特に若材齢期を中心とした引張強度特性について、実験的検討を行い、コンクリート中に内在する粗骨材が内的拘束力を与えることで、引張強度の向上をもたらすものと考え、粗骨材量や膨張材量を実験パラメータとする時系列の引張強度特性についての研究成果について講演されました。 　当日は、雨天の中でありましたが、当業界より初めての博士が誕生するということで、工組の呼びかけもあって、生コン業界関係者を含め１３０名を超す大勢の方々がご聴講され活気ある公聴会となりました。 　論文審査は、主査　山口大学大学院理工学研究科　田純夫先生、副査として　同　宮本文穂先生、松田　博先生、高海克彦先生、吉武　勇先生が当られました。 　今後、事務的な手続を終え、３月中旬には、学位が授与される運びとなります。 　公聴会終了後、会場を宇部市内に移し、論文について講演された３名の方々を囲み祝賀会が喜びのうちに開催されました。 　改めて、論文講演をされた３名の方々の長年のご研鑽に対し心より敬意を表するとともに、今後、一層ご活躍されるよう祈念しております。

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