平成9年(1997年)7月発足した、全国統一基準に基づく生コンクリート品質管理監査ついては、関係各位のご理解とご協力のもと、公正性、中立性、透明性の担保された制度として、公共工事の発注機関である国・地方公共団体から高い信頼と評価をいただいていることはご高承のとおりです。 これまでの監査制度の普及活動の成果としては、国、県をはじめ多くの発注機関の土木工事共通仕様書等に「当監査に合格した工場の生コンを使用する」旨の規定がなされるなど、本制度が着実に定着して参りましたことは、発注機関等のユーザーの皆様のご理解とご支援の賜と心から感謝申し上げます。 さて、生コンクリート業界を取り巻く環境も、セメント自体の品質が向上する中において、骨材事情等も大きく変化し、また、県内においても高度の技術力が求められる高強度コンクリートの使用も増加しつつあるなど、新たな対応も求められています。 また、原油高騰の中セメント価格及び輸送コストの上昇等もあり、厳しさの増す年でもあります。 品質管理監査・受監工場におかれましては、本監査に合格することをもって満足することなく、建設基礎資材である生コンクリートの安定的供給という社会的使命の達成に向けて、ハイレベルの品質管理の確保を目指して切磋琢磨し、更なるご精進に努められることを念願いたします。 その面では、この4年間で県内生コンクリート工場から新たに30名のコンクリート主任技士と3名の博士(工学)などの取得者が誕生しましたことは、今後の本県業界の技術レベルの向上に大きく寄与するものと期待しております。 今後とも本県監査制度の充実に向けて、産官学一体となって一生懸命取り組んで参りますので、引き続き、格別のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。 |
山口県生コンクリート品質管理監査会議 議 長 濱田 純夫 (山口大学名誉教授 Ph.D) |
|
Copyright(c) 2002.1.
Yamaguchi Prefectual Ready mixed Concrete Industrial Association.All
RightsReserved. Plan , Authring & Design : Yamaguchi Prefectual Ready mixed Concrete Industrial Association. Last updated on |