生コンの購入方法について、簡単にご説明いたします。
詳しいことは、各協同組合にご相談下さい。
また、生コンの購入にあたっては、全国生コンクリート品質管理監査会議が発行する
マークの付いた工場の製品をお選びください。
購入者への生コンの受け渡しは、荷卸し地点となります。
また、納入する生コンの品質や数量は、荷卸し地点での保証となります。
生コンに使用するセメント、骨材、混和材料、水などについては、種類・品質(呼び方が決められています)などが決められており、その中から選ぶことになります。
生コンの品質(強度、スランプ、空気量、塩化物量など)や容積とともに、アルカリ骨材反応の抑制対策の方法が決められております。
生コンの配合については、生コン工場が責任をもって自主的に定める場合と、購入者との話し合いで生コン工場が定める場合との2通りの方法があります。また、生コンの配達に先立って、使用する材料と配合を配合報告書により購入者に報告することになっています。
品質が荷卸し地点で規定を満足しているかどうか、その検査方法と品質を 調べる試験方法が決められており、それにより納入された生コンの品質の合否が判定されます。
(「営業マンのための分かりやすい生コン知識」セメント新聞社より引用。)
◎
生コン(レディーミクストコンクリート)の種類
普通コンクリート、軽量コンクリート及び舗装コンクリートに区分し、粗骨材の最大寸法、スランプ及び呼び強度を組み合わせた表1に示す○印とする。
なお、次の事項は、購入者が生産者と協議のうえ指定することができる。
セメントの種類
骨材の種類
粗骨材の最大寸法
骨材のアルカリシリカ反応性による区分。区分Bの骨材を使用する場合は、アルカリ骨材反応の抑制対策の方法(区分は、表2を参照する)
混和材料の種類及び使用量
記1に定める塩化物含有量の上限値と異なる場合は、その上限値
呼び強度を保証する材齢
表3に定める空気量と異なる場合は、その値
軽量コンクリートの場合は、コンクリートの単位容積質量
コンクリートの最高又は最低の温度
水セメント比の上限値
単位水量の上限値
単位セメント量の下限値又は上限値
流動化コンクリートの場合は、流動化する前のレディーミクストコンクリートからのスランプの最大量
(注) 購入者が
でアルカリ総量の規制による抑制対策の方法を指定する場合、購入者は流動化剤によって混入されるアルカリ量(kg/m
3
)を生産者に通知する
その他必要な事項
備考
〜
の項目については、この規格で規定している範囲で指定する
表1 レディーミクストコンクリートの種類
コンクリートの種類
粗骨材の最大寸法
m/m
スランプ
cm
呼び強度
18
21
24
27
30
33
36
40
曲げ4.5
普通コンクリート
20,25
8,12
○
○
○
○
○
○
○
○
―
15,18
○
○
○
○
○
○
○
○
―
21
―
○
○
○
○
○
○
―
―
40
5,8,12,15
○
○
○
○
○
―
―
―
―
軽量コンクリート
15,20
8,12,15
○
○
○
○
○
―
―
―
―
18,21
○
○
○
○
○
○
―
―
―
舗装コンクリート
20,25,40
2.5,6.5
―
―
―
―
―
―
―
―
○
表2 アルカリシリカ反応性による区分
区 分
摘 要
A
アルカリシリカ反応性試験の結果が無害と判定されたもの。
B
アルカリシリカ反応性試験の結果が無害と判定されないもの、又はこの試験を行っていないもの。
(注)
化学法による試験を行って判定するが、この結果、無害でないと判定された場合は、モルタルバー法による試験を行って判定する。また、化学法によ る試験を行わない場合は、モルタルバー法による試験を行って判定してよい。
表3 空気量 単位 %
コンクリートの種類
空気量
空気量の許容量
普通コンクリート
4.5
±
1.5
軽量コンクリート
5.0
舗装コンクリート
4.5
記1
塩化物含有量
レディーミクストコンクリートの塩化物含有量は、荷卸し地点で、塩化物イオン(CI
-
)量として0.30kg/m
3
以下でなければならない。ただし、購入者の承認を受けた場合は、0.60kg/m
3
以下とすることができる。
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Thu, Jun 27, 2002